自由民主党総裁選は、日本の政治において重要なイベントの一つであり、次期首相を決定するプロセスとして注目されています。2024年の総裁選は特に注目に値するもので、多くの候補者が名乗りを上げ、激しい戦いが予想されます。
(参考:NHKリリース/リンクはこちら)
(出典:自民党HP/リンクはこちら)
〈総裁選の日程〉
2024年の自民党総裁選の日程は以下の通りです。
- 告示/候補者推薦届出受付: 9月12日
- 所見発表演説会: 9月12日
- 候補者共同記者会見: 9月13日
- 公開討論会: 9月14日
- 党員投票締切: 9月26日
- 議員投票及び開票: 9月27日
〈総裁選の仕組み(今更)〉
自民党総裁選の仕組みは、国会議員票と党員票の合計票で争われます。国会議員票は自民党所属の国会議員が持つ票で、党員票は全国の自民党員・党友による投票で配分が決まります。両票は同数で、過半数を獲得した候補者が総裁に選出されます。過半数を獲得できなかった場合は上位2名による決選投票となります。
決選投票になった場合、国会議員票の重要性が強くなる仕組みです。
〈候補者の経歴と政策概要(予定)〉
- 高市早苗経済安保相 – 高市氏は、経済安全保障担当相として知られ、積極財政と大規模金融緩和を支持しています。また、原発の活用と太陽光パネルによる環境破壊への懸念を表明しています。
- 小林鷹之前経済安保相 – 小林氏は、経済力強化を通じて技術力や防衛力、外交力の向上を目指すとしています。また、ライドシェアの全面解禁など規制緩和を推進する姿勢を示しています。
- 林芳正官房長官 – 林氏の具体的な経済政策に関する情報は限られていますが、官房長官としての経験を生かし、政府の政策推進力を強化する方針と見られます。
- 小泉進次郎元環境相 – 小泉氏は、再生可能エネルギーの推進と石炭火力発電への支援批判で知られています。また、ライドシェアアプリ導入を提言するなど、規制緩和を重視しています。
- 上川陽子外相 – 上川氏は、女性活躍推進と法務大臣としての死刑執行に署名したことで知られています。経済政策に関しては、円安阻止のための金融政策正常化を支持しているとされます。
- 加藤勝信元官房長官 – 加藤氏の経済政策に関する詳細は不明ですが、官房長官としての経験から、政府の政策実行能力を高めることが期待されます。
- 河野太郎デジタル相 – 河野氏は、労働市場改革を規制改革の柱として掲げ、雇用流動性を高めるための金銭補償ルールの必要性を訴えています。また、財政健全化を推進する姿勢を示しています。
- 石破茂元幹事長 – 石破氏は、アベノミックスの功罪を議論し、積極的な金融緩和と財政拡張の弊害を指摘しています。財政健全化と地方創生を政策の柱としています。
- 茂木敏充幹事長 – 茂木氏は、ライドシェア全面解禁を唱えるなど、規制緩和を重視しています。また、円安阻止のために日銀の金融政策正常化を支持しているとされます。
経済・金融政策については、高市さんはアベノミクス路線の推進ですが、それ以外の候補では緊縮路線が目立つ印象です。株価のことだけ考えますと、高市さんが望ましそうですね。
〈管理人の個人的な選挙の展望〉
現時点での選挙予想は、非常に流動的であり、各候補者の支持基盤や政策への評価が日々変化しています。小泉進次郎元環境相が注目されている一方で、石破茂元幹事長や高市早苗経済安保相の上昇も見られます。また、上川陽子外相の出馬表明により、選挙戦はさらに予測不可能なものとなっています。
一説には、自民党本部調査だと(党員2126人調査)8日時点で党員票は石破茂34.9%、小泉進次郎23.2%、高市早苗15.9%とされています。いずれかの候補が過半数をとるとは思えませんので、決選投票にもつれ込むことは確実と考えます。
石破さんは国会議員からの人気が薄いと聞きますので、決選投票の顔ぶれは
・石破ー小泉
・小泉ー高市
のいずれかになると思います。
決選投票になると小泉氏が勝ちそうな気がしております。ただ、積極財政とアベノミクス路線継承である高市さんにも頑張って欲しいところですね!!
最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた。